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ボストンの歩き方

2016年MIT入学の学部一年の日記帳

アドミッションオフィサーとの対談

先週末はニューヨークで開かれたビジネスコンテストに参加してきました。楽しかったです。

こんな感じで最近ブログで日々の出来事を書いてきましたが、そろそろ真面目なことも書いていこうかなという気分になったので、今日はMITのapplicationについて書きますね。

というのも今日MITのAdmission Officerの一人Chris Petersonと一時間ほど対談する機会があったからです。メイントピックは、なぜ合格した大学の中でMITを選んだかというもので、それはおいおい書いていきたいなという感じですが、その対談のあと、日本人合格者が少ないのはどうにかならないですかねーみたいなことをごにょごにょ相談してちょっととディープな話を聞けたので。全部とはいかないまでも一部を紹介したいなと。ちょっと長くなるかも。

 

まずは基本事項から。アメリカ受験はholistic approachです。試験とか学校成績とかエッセイとかもろもろを総合して合否が決まるわけですね。これらの書類の締め切りは二回あり、early action(11/1頃締め切り)とregular action(1/1頃締め切り)です。このうちどちらかに合わせてapplicationを出すわけです。合格率とかの違いはあるものの、なぜ二回締め切りがあるのかはおそらく大学の都合で、一度に全員が受けたら合否を決めるのに時間がかかりすぎるからじゃないですかね。流れは以下の通り。

1)earlyで申し込んだ場合、

 12月中旬に結果が来る→合格、不合格、またはdefer(regular actionで再審査)

2)regularで申し込んだ、またはearlyでdeferの通知が来た場合、

 3月から4月に結果が来る→合格、不合格、またはwaitlist(waitlistになった人は5月くらいまでに合否が分かる)

 

次に、書類として何をそろえるか。

の、前に申し込みのシステム。基本的にオンラインで行います。多くの大学はCommon Applicationというサイトを使っていますが、UC系列やMITは別システムを使っています。ここではCommon ApplicationとmyMIT(MITのシステム)について書きます。

Common Application:各大学によって求められる書類に多少の違いはありますが、基本は一緒です。例えば家族の構成だとか、財政状況とか、課外活動歴とか。それを各大学ごとに提出するのがめんどいということでこのシステムが多くの大学で採用されています。このシステムは要はどの大学でも必要な書類をまとめて提出する場。受験する大学を何個か登録すると、どの大学でも共通の書類に加えて各大学ごとに異なる書類(というかエッセイ)が表示されて、それを埋めてく感じ。登録してる大学はいつでも変えられるから、早めにサイトのアカウントを作っておいて、共通の部分から埋め始めるのをお勧めします。

MyMIT:聞かれることは基本的にCommon Applicationと同じです。でも細かい違いはもちろんあるわけで、それをいかにまとめてきます。このアカウントも、早めに作っといた方がいい(じゃないと面接が割り当てられないことがあるっぽいので)

必要書類

・エッセイ…各大学ごとに決められたお題でエッセイを何個か書きます。Common Applicationの場合は全大学共通エッセイ一つに加えて、学校別エッセイが3,4個程度。MITの場合は6個のエッセイ。

・課外活動、受賞歴…高校時代の課外活動を10個までと、受賞歴を5個まで書ける。MITはこれに加えて直近の夏休みにしたこと5個とかも書く。

・学校の成績…先生に頼んで出してもらう。

・推薦状…学校の先生2人(多くの場合文系一人と理系一人)+進路相談or担任の先生の計3通。これに加えて大学によっては外部推薦状をだせるとこも。できれば絶対出した方がいい(僕は国際生物オリンピック日本委員会の先生に書いてもらいました)

・テストスコア…TOEFLのスコアとSAT、そしてSAT subjectの三種類のテストを受けなきゃです。詳しくはいつか。ちなみにMITの場合外国人はTOEFLとSAT subjectの成績だけでも大丈夫です。

・面接…学校によってはapplicationを出した後面接が組まれる場合があります。MITの場合は事前に自分で面接官にコンタクトをとる必要があります。

 

でもって本題。MITに合格するにはどうすりゃいいのって話。ぶっちゃけこの質問に対する答えはありません。でも統計データを教えてもらえたのでそれが結構役に立つのではないかと。まずInternational Studentとして合格するのはだいたい80-100人くらい。合格率にして3%とか。といっても国別でとる人数の割合がきまってるわけではないらしいです。話によると合格人数として多いのはシンガポール。逆に中国とかロシアの生徒は申し込みの人数が少ないために数としてもそこまで多いわけではないっぽい。

じゃあ日本人はなんで合格人数が少ないのか。聞いてみたところやはり受験者が少ないのが大きな原因らしいです。というか他の国の生徒と比べなきゃいけない時にgoodな生徒がいてもgreatかどうかが分からない場合が多いとか(日本人に限った話ではなく)。より多くの優秀な人が受験することで日本の受け入れも活発になるのは間違いないです。

ではどういう点が評価されているのか。やっぱりという感じだったけど、ISEFか国際科学オリンピックで上位入賞しているのが大きなポイントらしい。ここでいう科学オリンピックは数学、生物、化学、物理、CS、言語学の6つを指すそうです。実際、internationalの半分はこれに関わっていた人らしく、Chrisもパソコンにメダリスト一覧のデータを持ってました。いろいろな国の生徒を比較するためには国際大会での実績が一番結果として優れているかららしいです。ただ、逆に考えてみれば、合格者のもう半分はそういう国際大会に出ていないということです。自分たちの国の中で、やりたいことをしっかり追求しているという点が評価されてそうです。そしてその姿勢っていうのが国際的な科学大会での入賞と同じくらいの将来性を示すものであるって考えたほうが分かりやすいのかな(?)そういう意味でearlyで出そうとしている人もregularで出そうとしている人も、将来受けようか考えている人も、アプリケーションに他のinternationalと比べられたときにしっかりと記憶に残るようなapplicationになっているか、エッセイとか(時間があれば活動とか)brush upしていくといいのかなと思いました。とにかく情熱が伝わって将来性を感じさせるような、MITの環境をしっかり活かしてくれるような生徒であることのアピールが大切なのかなと思いました。

 

では、