ボストンの歩き方

2016年MIT入学の学部二年の日記帳

いつもは飛ばしてしまう広告とあいみょん

Youtubeをみていると、結構な割合で広告が入ってきますよね。僕は基本全く見ずに5秒たったらスキップします。あの広告を見るたびに、この広告の効果がどれくらいあるのか疑問に思うわけです。少なくとも僕の周りではあの広告が出るたびにイライラしてる人が多くて、逆にマイナスなのではと思ってしまいます。

 

しかし最近非常にいい出会いがありました。例のようにスキップしようとした広告なのですが、流れいている音楽をよく聞くと「君の心臓をネックレスにしたなら」的な歌詞が歌われているのです。思わず気になって調べたところ、広告はTiktokというアプリの物だったのですが、曲自体はあいみょんというシンガーソングライターの「貴方解剖純恋歌」という曲でした。この曲にはまってしまった僕は最近はいつもあいみょんの曲を聞いてしまっています。

あいみょんはいうなれば「死をテーマにした椎名林檎」のような印象が強いです。キャッチ―なリズムにえぐいけれどもストレートな歌詞を載せていくスタイルは歌舞伎町の女を初めて聞いたときに近い衝撃がありました。特にあいみょんの「生きていたんだよな」という自殺をテーマに扱った曲のサビに出てくる「新しい何かが始まるとき、消えたくなっちゃうのかな」という部分は結構のささりました。新しいっていう言葉は多くの場合、新たな出会いのように、ポジティブな意味として使われ、新しい物への不安もまた挑戦していることによるいい意味での不安として歌などで扱われがちです。これに対して新しいことへの不安をストレートに表した歌詞には共感する部分が多かったように思います。

 

あいみょんの歌はどれもアヴァンギャルドというか、椎名林檎やサカナクションのように新しい音楽を創造している雰囲気があるのでぜひ聞いてみてください。