ボストンの歩き方

2016年MIT入学の学部二年の日記帳

ここ数日の話

さて、一昨日をもってフロリダで二か月行っていた研究のインターンが終わりました。ブログを更新できていなかったのはここ二日ほどひたすら飛行機を乗り継いでいたからなのです。そして今現在、タイのLopburiのリゾートでだらっとしています。今日は今までの研究のまとめと、タイで何をしているのか軽くまとめようかと思います。

 

1. 研究の話

 

僕がフロリダのマックスプランクで行っていた研究は簡単に言ってしまえば記憶ができるメカニズムについてです。人が記憶をしたりなにかを学習したりすると頭の中の神経細胞間の連絡に変化が生じることが分かっています。よく使うつながりは強化され、あまり使わないつながりはなくなっていきます。これがどのような分子、タンパク質によって起こっているのかを調べるのが研究の大きなゴールです。

この一環として、記憶が形成されている瞬間にどのようにタンパク質が動いているかというの重要な見識になっています。刺激が着た瞬間にどこかに集まりだしたり、動いて行ったりするタンパク質があればそれはシグナルを伝達していると考えられるからです。そこでタンパク質の動きを追えるようにタンパク質にタグをつけるということを研究テーマにもらっていました。

具体的にはIUEといってマウスの胎児の脳にDNAを注射することでタンパク質にタグをつけるというもので、マッドサイエンティストな感じがありますが、二か月の特訓のおかげで手術スキルが上がったように思えます。

 

2. タイ

現在はタイのリゾートに来ていますが、決してあそんでいるというわけではありません。というとうそになりますね。タイに来ているのは先学期とった授業の一貫です。 D lab: Educationという教育学の授業をとっていたのですが、これはチームごとにどこかの国とパートナアップしてそこでの教育問題に対する解決策を作るというものでした。僕たちのチームはタイにおいて、仏教というバックグラウンドとマッチしたエンジニアリングのカリキュラムをつくるというテーマで半年の間プロジェクトをしていました。そして現在夏休みを利用してタイでサマースクールを開催してカリキュラムが実際機能するかどうかを調べているという次第です。ということでチームメート4人とMITの先生2人で旅をしているわけですが、とにかくものすごい優遇されていて申し訳ないくらいです。たくさんご飯を頂けるし、休みの日はこのようにリゾートに連れて行ってもらっています。僕はインターンの関係で昨日から合流したのですが、他のチームメートは先週から現地入りしててサマースクールも始まっているので明日から本格的に僕も参加していくことになります。英語が通じない環境でどうなるか楽しみです。

 

ではでは、